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CB Magnum Four Project Blue Lena History33

2010⁄03⁄04(木) 22:08
相変わらず東京と新潟を往復する日々が続く3月。
仕事中にNAL.TECのシゲキングからマイケータイに電話が入った。
時は2010年3月3日のひな祭りの日だ。
何やら説明したいことがあるとのことなので、何とか21時頃NAL.TECの訪問したら、
ヘッド降ろした
CBMFPBLのシリンダが外れてた。
車検を兼ねた中整備のお願いは、「シリンダヘッドOH+ちいさなおまじない」だったはず。

「あのですね。」
シゲキングは語り始めた。
「CBMFPBLのヘッド周りの音はバルブタイミングじゃなかったです。
これです。」
スリッパー
カムを受けるスリッパーがヘタリを通り越して、メッキが剥がれるまで消耗していた。

俺様もよくメッキがはがれるが、これは良くない、非常によろしくない。
下手するといまや貴重品のSC30E用のヨシムラST-2カムがもっと齧ってしまうところだとのこと。

探究心旺盛なシゲキング、ばらした部品の説明を聞く。もちろん新潟からの帰りの新幹線でお客の22歳の女性を相手に、好き勝手に缶チューハイを飲んでポテロングを食った後のNAL.TECでだ。

シリンダヘッド。
シリンダヘッド
当然、俺様が見ても分かるわけが無いし、「おお、CBMFPBLのヘッド外れてる。」とニヤ付いてしまうくらいだが、シゲキング曰く、「距離と年数から考えればまあ妥当でしょう。」

カムジャーナル付近。
カムジャーナル付近

まあ、「多少の齧りはありますが、修正でOKでしょう。」
「ほっ、良かった良かった。」

「この辺もまだクリーニングと小さなおまじないで行けるでしょう。」
燃焼室
「ほっ、良かった良かった。」

「16本のバルブも研磨と小さなおまじないでOKでしょう。」
バルブ16本
「ほっ、良かった良かった。」

「ポートは吸排気共にシゲキング理論でいかがですか?」
ポート周り
「ほう、ゼンジー北京ばりの手品でも見せてくれるのかい?」

「ピストンは多少ヘタってますが、どうしましょうか?」
ピストン
「まあ今まで頑張ってくれたからね。」

「で、スリーブなんですけど。」
スリーブ
「ホーニングが無くなってる所、ありますよ。」
「がびーーーん。」

「ほら、この辺です。触ってみます?」
シリンダ
「・・・・・・」

「あれ・・・・?この紙は何だ?」
あれ?この用紙は?




と言うことで、土曜日にシゲキングに提案させます、プレゼンさせます。
テーマは
「あと40年乗れるためにどうするのか?」
「後々の楽しみも残した上での、『ベストバランス』って何だ?」

乞う、ご期待。




先日ローンレンジャーになれなかったH君のローン審査の判定が覆りました。
全然楽しくないでやんの。
いつまでも思い出に浸りやがれと思った3月3日のひな祭り。




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CB Magnum Four Project Blue Lena History32

2010⁄03⁄01(月) 20:03
一昨日CBMFPBLの車検整備でNAL.TECさんに車体を持ち込んだ訳だが、俺様の車検整備の考え方には色々あってね。
世の中大不況で当然俺様も収入は激減、しかしだよ、働く意欲が必要なんだよな。

で、車検メニューと言うか2年毎の整備について、今回はあるメニューをNAL.TECのシゲキングにスペシャルオーダーしたんだよ。

そのメニューはバルブクリアランスの調整。
決して某石川県在住のまだお会いしたことも無いほにゃららさんが自分でやってらっしゃるのに影響されたのではない。

と、思う。

で、NAL.TECさには引越し前で忙しい訳だが、俺様は自分のバイクのカム周りなんか見たことも無いので、昨日はまるで駄々を捏ねる子供のように、「ヘイ、シゲキング。俺様のカムがどうなってるか見てみたいぜ。」と、とても控え目にお願いしてみたんだよ。

シゲキングは優しいんで、「分かりましたあ。」と笑顔でサクサクタンクを外して(CB1000SFのタンクってコックが変な所に有ったり、燃料系を追加したもんだからノーマルには無い場所にコネクタがあったりで決行大変。)、ヘッドカバーを外してくれた。
ヘッドカバー汚れ
あんまりと言うか全然掃除してないので、ヘッドカバーは汚いし、塗装も所々剥げてる。
ごめんなさい、ジェイズ宮シゲさん。掃除より走るのが楽しくて。

で、ヘッドカバーを外すシゲキング。
ヘッドカバー外し
ぼろいヘッドなのにゴミ袋で保護。なんか嬉しい。

で、ヘッドカバー外した中身はこれ。
カム周辺
うーん、巷で聞くカムの齧りとか、素人目にすごく気にして見てた俺様はチキンハート。

写真撮るの忘れたけど、プラグは2番だけがやや白くてね。
シゲキングはクランクを回しながら説明してくれて、俺様もクランクを回しながらカムの動きを見てみたよ。
クランク回し説明
この写真は最近ブームの社会的信用が何より欲しいH君が回してる絵なんだけどね。
確かに2番のカムの乗る所でクランクには重さを感じたよ。

へぇー、「バイクってこんなんなってるんだ。」としばし考え込む。




話は変わるがファンがすぐ回ると言うCB1000SFだが、エンジンもラジエーターも変わってしまっている俺様のCBMFPBL、冷却にはかなり煩い方なので、去年の夏にシゲキングお勧めのラジエーターキャップ&NUTECクーラントに交換してたので、パチリ1枚撮影。
ラジエーターキャップ

渋滞はしょーがねーけど、真夏でも「水温」で90度くらいだよ。(渋滞では105度くらいかな?)
冬場なんか80度も行きゃしねぇ。「冷えすぎなんだよ。」って言うくらい冷えてちょーしいーです。





で、何だこの紙切れ?
あれ?この用紙は?




超個人的私信。

「脂」へ。

今年こそミラーの中の天糟にしてやるからの。
覚悟が出来たらコメントでも書けや。

開幕は4月17日~18日、北陸シリーズで開幕な。

返事は?




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CB Magnum Four Project Blue Lena History31

2010⁄01⁄31(日) 19:53
今回のCB Magnum Four Project Blue Lena History31は、昨日CBMFPBLに装着したマエカワエンジニアリング製クランクケース内圧コントロールバルブである、「レデューサー ツインリードタイプ」の装着に至るまでの理由とファースインプレッションです。
かなり長くてくどい内容になりますことを先にお断りしておきますが、内容的にはメカ的検証を行ったり高い感性での印象を語るわけではなく、あくまで素人個人レベルでのお話であることをご了承ください。


マエカワエンジニアリング製 クランクケース内圧コントロールバルブ レデューサーの詳細は、こちら。

CB Magnum Four Project Blue LenaはCB1000SF(SC30)をベースにホンダ X-4(SC38)のエンジンへ換装しているが、正直燃費がかなり悪く、高速道路で凡そ11.5km/L、一般道で10.5km/L、ワインディングで気持ちよくなると下手すると9.5km/Lと言う、環境とお財布に非常に厳しい現状だ。

またエンジン換装後の走行距離も70,000kmを迎えようとしていることから、少しでもエンジンのロングライフ化を狙い、ロングディスタンスツーリングでも細かな尖った振動を和らげ疲れをなくし、「できるだけ長い間(走行距離と現役でと言う意味でだ)CBMFPBLに乗れるようにしたい」と言う考えから、ネットを含む各種メディアで述べられているクランクケース内圧コントロールバルブには少し前から注目していた。

当初は別の製品を考えていたが個人的な考えでは少し躊躇するものがあり、ネットで検索しているうちに発見したのがマエカワエンジニアリング製のリードバルブ式バルブだったのである。

さて、前置きが長くなったが、今回初めてクランクケース内圧コントロールバルブを装着したので、素人の俺様なりに
インプレッションをと思った訳だが、マエカワエンジニアリングさんのHPにある特徴解説を参考にして述べたいと思うのだ。(*のマークはマエカワエンジニアリングさんによるコメントであり、・はCBMFPBLに装着してみた俺様のインプレッションだよ。)

* アクセルワークにより「燃費」「出力」のいずれかに振り分けた効能につなげることが可能
(データ計測・立証済)

・ 今のところ燃費計測は実施していないので何とも言えないし、シャーシダイナモで出力を測った訳ではないので真実味が薄いが、CBMFPBLに限って言えば少なくともレスポンスは激変した。CBMFPBLのX-4用SC38EエンジンにはCB1000SF SC30E用ヨシムラST-2カムをブチ込んであるが、この組み合わせだと4,000RPMくらいから第一段階の盛り上がりを感じていた。
レデューサー装着後ではその開始ポイントが約3,000RPM程度から開始されることを実感。
「クランクが軽く回っている」と言う感触が「確かに」感じられ、70,000kmを超えたSC38Eエンジンでも更に振動の低減も感じられた。
つまり「同じ出力であればスロットル開度を抑えることが出来る=エンジン回転数を抑えるので必然的に燃費は向上するだろう」と言う見込みと、逆に言えば「同じスロットル開度だと装着前よりもよりエンジンはスムーズに回る」とは考えられないだろうか?


* エンジンブレーキ減少に伴い、アクセルオンオフ時における「ギクシャク感」の軽減

・装着した日に神奈川県の宮が瀬方面へテストランを行ったが、当然今の季節は冬なので慎重に走った。ワインディングを無理の無いペースで楽しみ始めるが、確かにスロットルオフによるエンジンブレーキの利き具合は弱くなった。
が、利かなくて怖いと言うレベルではなく、SC38Eエンジンのワイドなミッションでシフトダウンしてもリヤが暴れそうだと言う恐怖感が薄まった感じで、CBMFPBLに限って言えば「走りやすくなり、より以上にワインディングを楽しめるようになった」と思った。


* 「シフトショック」の軽減

・CBMFPBLに搭載しているX-4のエンジンSC38Eは、オーナーの中ではシフトショックが大きいことで有名な話だ。
既に過去ログになっているが、2ちゃんねるに存在していたスレッドは【1速は】HONDA X4 Part22【ガッコン】と言うぐらいのものなので、そのショックの大きさは推して知るべし。
で、レデューサー装着後は、「ガッコン」から「ガコン」ぐらいに変わったのである。大事なのはこの「ッ」が無くなることで、小さなことではあるが「エンジンが上質化」したと錯覚するかの如くである。


* 「エンジン振動」の軽減


・NEL.TEC製N.F.Tと言う燃料系パーツ(コレについては後日述べる予定)を装着した時に感じたエンジン振動の低減と同じぐらいの衝撃を受けた。
CBMFPBLにはブレンボのブレーキ&クラッチマスターを装着しているが、実はかなり長い間使っている(ブレーキ側は1997年からだから、既に13年もの)のでレバーにガタがあるのだが、例えば高速道路を飛ばさないで流す場合、俺様のスタイルではレバーに指は掛けない(飛ばしている時は勿論レバーに指は掛けるが)。
つまりハンドルグリップに手を添えているだけのような状態であるが、この状態で掌に感じる感触は「ほぼ路面の凸凹感だけ」と言う状態になった。
レバーに指を掛けて載せているだけの状態では、レバーのガタによる微振動が非常に不快に思えるくらいのレベルである。(あくまで個人の感想ですがね。)


* 「エンジンオイル劣化」の軽減

・この項目については3月に車検整備を行うので、そこで確認することにします。


* エンジン内部圧力マネージメントに伴う「エンジン耐久性」の向上(ロングライフ化)


・この項目に関して言えば、検証するには相当時間が掛かりそうなので、覚えてたらまたレポートします。
ってか、レポートできない可能性がありますな、こりゃ。だって壊れそうに無いからね。




で、マエカワエンジニアリング製クランクケース内圧コントロールバルブ レデューサー+NAL.TEC製N.F.T装着を俺様流にまとめると、こんな感じだ。
俺様流比較グラフ

そして、乗った感触はこんな感じだ。
分かるかい、この感動。
当ブログ初のセクシーショットではなく、CBMFPBLが通り抜けると「こんなに風が巻き起こるぜ」と言う意味だ。





さて長々と書いてきたCBMFPBLの歴史=Historyも、ついにここで終了です。
過去に行ってきた話がここで終わると言うだけで進化が止まるのではなく、ブログカテゴリーのタイトルはそのままCB Magnum Four Project Blue Lena Historyで続けます。




さて、明日からの予定は、
2月1日~2日 新潟出張
2月3日    東京
2月4日~5日 新潟出張
2月6日    東京
2月7日    バイクに乗る予定。Vecstarかも?
2月8日    新潟出張
2月9日    東京
2月10日   新潟出張

全く何なんだ、この予定。

これからやどろぎさんで焼き鳥でも食って寝よう。




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CB Magnum Four Project Blue Lena History30

2010⁄01⁄30(土) 20:47
2010年1月28日木曜日。

それは佐川急便さんによって俺様の部屋に届いた。
待ちに待ったひみちゅへーきだ。
佐川急便で届いたモノ
実は数日前に配達されていたのだが、酒飲んで飲まれて溺れそうだった日々が続き、受け取ったのは1月28日の木曜日。

そして今日は休みの土曜日。
喜び勇んでガレージにいそいそと歩いて向かう。
本来であれば自転車でCBMFPBLを止めてあるガレージに自転車で向かうのが普通だが、朝見てみるとパンクしてた。
先週チューブ交換したばかりなのに。

蒲田西口の土曜日の午前中、花の金曜日に酔客のばらまいたゲロを避けながら、だ。
ガレージからCBMFPBLを引っ張り出し佐川急便さんの封筒も開けずにウィンタージャケットの腹に突っ込んで、NAL.TECさんへ向かう。
佐川急便の袋に入っていた箱

届いたのはマエカワエンジニアリングさん製レデューサー ツインリードバルブ 14φだ。
ひみちゅへーき
カッコイイ。渋い。麗しい。言葉のたとえようが無い。
ちなみに画像に写っている「←ONLY」の削りは俺様専用ではなく、「こっち側があっちに刺さるんだよ」と言う警告表示である。でも「俺様専用の証さっ」と、知らない人には言うつもりだぜぃ。

早速俺様はNAL.TECのシゲキングに装着を依頼、シゲキングはすぐに実行。
タンク取り外し
CNMFPBLのタンクをずらすためにボルトを外す。
ちなみにCBMFPBLのベースであるCB1000SFはこの部分のボルトを外すと、タンクの前側が浮かせられると言うカッコイイ仕組みだ。

CBMFPBLに積んであるホンダX-4のエンジンのブリーザーホースは、シリンダーヘッドカバー中央にあるのだが、それを知らない俺様は、前の週にガレージで一生懸命クランクケースから延びるホースを手探りで探してたのは内緒だ。

で、シゲキングはサクサクッとホースを探し当てて、ホースをちょん切ってレデューサーを挟み込む。
ホースに装着

タンク下にレデューサーを取り付けるシゲキング。
装着するシゲキング
この時俺様の心の中には・・・・・。
「見えないじゃーん。」

見せるパーツではない、機能するパーツですよとシゲキング。
レデューサー取り付け位置
これで良いのだ。
俺様のCBMFPBLはまた一つ、「羊の皮を被った狼」に近くなったのだ。

で、今日の蒲田はポカポカ陽気。
早速環八から東名高速に乗って厚木で降りて神奈川の宮が瀬ダムにある鳥居原ふれあい館へ。
片道約70km(高速40km+下道30km)程度のテストランへ向かう。
宮が瀬ふれあい


マエカワエンジニアリング製レデューサーのインプレは、また後日。


但し言える事は・・・・・「ほんまかいな?」





マエカワエンジニアリング製レデューサー装着テストのコースはこんな感じ。
レデューサー装着テストコース

GPSロガーi-gotuによればだな、
・走行距離 約145km
・平均時速度 約44km/h
・所要時間 約3時間15分(休憩2回含む)
・最高速度 「内緒に決まってんでしょ」って




で、蒲田に帰ってきてNAL.TECさんでインプレしまくってやどろぎさんへ。
今日はデザートにみかんをいただきました。
やどろぎさんで初めてのデザート
俺様の名誉のためにここで述べるが、レデューサーの装着は出来なくても、みかんの皮は剥けたよ。


すんげぇ楽しい一日だった。

レデューサー、最高ですよ、マエカワエンジニアリングさん。





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CB Magnum Four Project Blue Lena History29

2010⁄01⁄26(火) 22:26
今回のCB Magnum Four Project Blue Lena History29は昨年行った塗装について。

我が最愛のCBMFPBLも昨年2009年で17年目を迎えた訳だが、すごく気になるところがあった。

俺様はりんごの皮も剥けないくらい不器用で無精者なので、当然洗車の際にはコンパウンドなんか掛けない。
CBMFPBLの元になったCB1000SFはバブル終焉の時代にホンダ開発陣が欲しいと思うバイクを作ったのが元々のコンセプト。
当然パーツの作りは当時としてはハイクオリティー。
でも俺様は磨かない、磨けない。

で、NAL.TECさんにお願いしたのが、ノーマルベースのフロントステップとタンデムステップのパウダーコート。
タンデムステップ1
タンデムステップ2
テロッとしてますね。

で、一番気になってたところは、
メインスタンド
実はメインスタンド。

マフラーの熱でカピカピだったんだよな。

こう言うところってあんまり気にしないかもしれないけど、俺様にとっては大事なところ。


最近は半年に一回くらい雑巾で拭きます。


そう言えば今日新しいひみちゅへーきが届いたはずだが、酔ってて受け取ってないぜっ。




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